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永田 貴志*; 藤野 裕一*; 大石 一城*; 秋光 純*; 片野 進; 西 正和*; 加倉井 和久*
Journal of Physics and Chemistry of Solids, 60(8-9), p.1039 - 1043, 1999/00
被引用回数:3 パーセンタイル:23.08(Chemistry, Multidisciplinary)スピンがラダー状(はしご型)に配列した新物質における特異な超伝導の発現に関連して、基底状態であるスピン液体状態におけるスピンギャップと反強磁性の特性を電気抵抗、磁化率、中性子散乱等の実験によって調べた。超伝導は高圧下3~8GPaの範囲で誘起される。これに伴ってスピンギャップの励起や反強磁性が高圧下で抑制されていることが明らかになった。
片野 進; 永田 貴志*; 藤野 裕一*; 秋光 純*; 西 正和*; 加倉井 和久*
Physica B; Condensed Matter, 259-261, p.1046 - 1047, 1999/00
被引用回数:10 パーセンタイル:51.88(Physics, Condensed Matter)スピン液体状態と反強磁性が共存する新物質SrCaCuOに対して、高圧下での中性子散乱実験を行い、この系の圧力誘起の超伝導と磁性との関連を調べた。この結果、スピン一重項の励起エネルギーが圧力によって変化しないこと、反強磁性秩序の転移温度が圧力とともに上昇することなど、超伝導の発現にとって通常は不利と考えられる結果が得られた。